源流系と他流との比較
1.八極拳比較
まず、源流系と他流を写真で比較分析する(Fig.1)。
源流系八極拳の特徴として、スタンスが常に一定であることが挙げられる。
対して他流は技に応じてそのスタンスが変化している。
次に動画による比較分析をする(Fig.2)。
他流八極拳の背景から、套路しているとき移動していることがわかる。
しかし、源流系八極拳は背景がまったく変化していないことから、まったく動かずに
套路していると判断することができる。
2.ナイフ術比較
ナイフファイティング(以下、アメリカン)と源流系ナイフ術の比較分析する。
アメリカン(Mov.1)と源流系(Fig.3)のルールや特徴を考察すると、
アメリカン
1)_ヒットアンドアウェイの徹底
2)_ナイフがヒットしたら終了
源流系
1)_掴み有りのインファイト中心
2)_ナイフがヒットしても死亡判定がされるまで続行
死亡判定の判断基準は、適当
源流系は「徒手対ナイフ」を想定した訓練中心であるため、
映像と写真だけでアメリカンと単純に比較することはできない。
そこで、ラバブノミコン第十一話から源流系の特徴を抽出してみる。
ギガガッ 「ぐぐごお゛っ!!」 私が放ったナイフのエッジは、 上川さんの食い縛る「歯」に受け止められていた。 刃先が前歯の上を滑り、歯茎に食い込み、 口の両端から血を流しながら、 咆哮を上げている。 |
………………。
……………。
………。
以上より、源流系は一般的な(?)八極拳とはまったく違うシステム
(剄道など)が使われていると考えた方が良い。
八極拳修行者は、この点に注意しなければならないだろう。